十六話でナナリー最強だったら……
あっさり終わるんだろうなと思い立ったが吉日(?)
さっそく書いて見る事に
注:ナナリーが盲目じゃないですブラコンです黒いです。
「あら? 貴方はダレ?」
見た事も無い人物を見てナナリーは、そう尋ねた。
その人物の名前はマオ。
マオの体は怪我だらけで、体中に巻いてある包帯が痛々しい。
そのマオをナナリーは、その鋭い瞳で見据える。
「僕は、マオ……ちょっと君を利用させてもらおうかなぁって思ってるんだよねぇ~」
「利用内容は?」(利用内容は? 理由によっちゃぁ……撲滅)
「ひっ?! え、えっと……」
ナナリーの心を読んで少々後ろに退くマオ。
そりゃぁ……可愛い外見して考えてる事が物騒。
しかも、その考え事に迷いなぞ無く本当に実行する事が目に見える。
「ル、ルルーシュとちょっとしたゲームをしたくて……駄目かなぁ?」
「お兄様とゲーム? 内容は? 理由は?」(あら、お兄様またギャンブルなんてしてるのかしら?)
「ギャンブルとか関係なくて……えーっと……スリル感を出す為に君に手伝ってもらおうと……」
「そうですの? ならその内容を教えてください。このごろお兄様に構ってもらえなくて寂しかった所です」
(まったくお兄様ったら、忙しいのは分かりますが……今度、お仕置きしようかしら……)
またナナリーの心を読みびっしりと嫌な汗をかくマオ。
対してナナリーは、首をかしげ不振気にマオを見る。
「と、とりあえず……君には人質って形で手伝ってもらって……」
「ふむふむ」(虚言があったら撲滅……いや、殲滅でいいですわね。この頃ストレスが……まったくコレもお兄様のせいですわ)
ダラダラと冷や汗を流しながらマオは、口元に引きつった笑みを浮かべつつさらに説明していく。
虚言なく。
「君を閉じ込める……と、言ってもかくれんぼみたいなもので……ね?」
「はい」(面白そうですね)
「ルルーシュは君を大切におもってるから、焦って探すこと確実だねぇ」
「ふむ」(慌てるお兄様の姿を見るのも一興ですわね)
「で、探したら探したらで、君の周囲にとある仕掛けをして……
僕とルルーシュで、チェスのタイマンをするんだ」
「とある仕掛け?」(胡散臭くなってきまわしたわね……この場で……)
「いやいやいや! そう怪しい仕掛けじゃなくてね! 振り子式爆弾の応用で!
君の上に仕掛けるんだ! で、その爆弾の中身は、なんて事のないラッカーみたいな紙の紐がパーンッと出るだけのモノなんだ!」
「あら、そうなのですか?」(この人……心を読める?)
「でね!? 僕とルルーシュのチェスでまた仕掛けがあって!
天秤を利用した起爆装置! いや、起爆っていってもさっき行った振り子爆弾のラッカーで!!!
この状況を君にも中継してだね! ほ、ほら! いかにルルーシュが君を思ってるかがわかる訳!!!」
もうマオ、てんやわんやである。
だいたい、振り子式爆弾も本物を使用するつもりだが、こういわないと凄まじく身の危険……
と、言うか身の滅びを感じるマオ。
何時にもまして、口のすべりが良いのだった。
「その話」(お兄様の愛を計れる絶好のチャンス)
「う、うん」
「のりましたわ」(うふふふふふ……まぁ、何かあっても自力で抜ければいいでしょう)
そして、話の展開は原作どおりになり……
ナナリーは攫われた(?)
そして、マオからルルーシュへ脅迫電話(?)が入る。
「やぁールルーシュ」
「マオ!? お前!!」(マオ?!)
「君の妹は預かったよ~?」
「馬鹿かお前は!!」(なにやってんだお前!)
「へ?」
ルルーシュの言葉と考えに、素っ頓狂な声を漏らしてしまうマオ。
「なんでナナリーを攫ったりしたんだ!」(お前下手したら死ぬぞ!?)
「え? ぇえ?」
「お前、ナナリーの事まったくしらないだろ!!」(俺は知らん! もうどうなっても知らんぞ!!)
「ル、ルル? ちょ、ちょっと?」
「いいか! ナナリーはな!!」(ナイトメアフレーム一撃粉砕できるんだぞ!!!)
「……マヂ?」
「あぁ……」(どーやってナナリーを連れて行ったが知らんが……)
「ポンポン痛くなってきた……助けて」
「さっさとナナリー解放しろ!」(C.C.にも会わせるし、保護もするから! 早くナナリー解放しろ!)
マオは、体をロボットの様に動かしてナナリーの方を振り向く。
「えっと、ナナリー……さん?」
「なに?」(お兄様は何時来るのかしら?)
「えっとね、ルルに電話したっけ。あまりにも君を大切にしてるかわかっちゃったから……
ゲームやめていい?」
「……」(……ぁ゛?)
「え、えっとですね? ルルの会話内容を簡単に言っちゃいますとですね?」
「……」(……ぁ゛? )
「すっごい口から砂糖吐くぐらいに甘くって。ゲームやる雰囲気じゃなくなっちゃのでですね?」
「……それは本当ですか?」(嘘だったら一撃必殺決定)
「しょ、将来は俺の嫁だーって! 力説するもんだからね?」
「……」(まぁ! お兄様ったら!)
「だ、だからやめていい?」
「了解ですわ」
と、言ったと同時に、ナナリーが全身に軽く力を入れて自分を縛っていたロープを引きちぎる。
それを見てマオは、本当にやめてよかったと思ったりする。
なお、この後マオとルルーシュはナナリーに隠れて話し合いなぞしてたりする。
「ごめん。ルル。僕死にたくないから……君が、ナナリーに将来は俺の嫁だーって力説したって言っちゃった」
「んな! マ、マオ!! なんて事を!!」(この頃やっとナナリーがおとなしくなったなって思ったのに!)
「本当にごめんね? ルル」
「もういい……C.C.の事とか約束する……」(あぁ……俺の人生……灰色)
終
あれ? なに? この変なSSともいえないSS……
なんでこんなの書いてるの? 私は? あれ?
なお、自分で書いててなにこの 意味ワカランモノと感じております。
ちなみにもう1パターンで……
「サーチアンドデストロイ!!」
「ギャーーー!!!」
「ふう……まったく、学園内に不審者なんて……一体、学園警備は何をやっているのかしら?」
マオ、一撃必殺で撃沈。
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